想定読者
- 電気代が爆上がりして焦っている人
- 少しでも電気代を抑えたい人
に向けて書きます。
モデルケース
- パパ、ママ、2歳児の家族。(もうすぐ1人追加。)
- 共働き
参考として上記の前提です。
あめはれファミリーの家について
オール電化です。基本的にはエアコンだけで凌いでます。
実家がオール電化の戸建だったのでオール電化に抵抗はありませんでした。(むしろ好感でした。)
12月の料金が半端ない上がってる!!
ということで電気のエンジニアでもあるので電気料金の歴史について色々まとめてみたくなりました。
オール電化のメリット
Good point
- 深夜電力が安い。
- ガスの基本料金を払わなくてよい。
- 火のリスクを背負わなくて良い。(主に子供)
- 住宅の火災保険で割引がある。
オール電化のデメリット
Bad Point
- 日中料金は最近はそこまで安くない。
- エコキュートなどの装置の更新が高額かつ工事が必要。
と一般的には言われています。
そもそもなんでオール電化って流行ったんだっけ?
少しだけ電力構成の歴史の話をします。
2010年ごろ~オール電化推進時期
原子力発電が発電量の30%を占めていた。
原子力発電というのはスタートするのに多くの時間を要するので需要がない深夜帯でも運転(発電)を維持する必要がありました。
この深夜帯の誰も使わない時間帯に余剰電力使ってお湯沸かせばよくね?
と考えついて作られたのが深夜電力安いプラン。
2018年以降
福島の原子力発電所の被災により原発危なくない?
となり、発電量の構成が大きく変動し、原子力発電の分を火力発電で賄うことになりました。
このままではやばいと再エネも税金を投入して増やしていくことに…
2022年頃
大きな対策が出来ず、円安、燃料高など混乱が重なり今。
単純に燃料価格が上がり、電気料金に乗っかってきた。という流れ。
ポイント
火力60%、原子力30%、その他10%
↓
火力70%、原子力10%、その他20%
数十年を経て、電力構成比の変化、燃料費高、円安、再エネ旺盛が重なり電気代、ガス代の料金アップになっている。
2022年、冬。なぜ急に高くなったのか?
電気料金のプランは下記二つのうちのどちらかに大別されます。
①規制料金:昔からある大手電力会社の一般的なプラン
②自由料金:色んな会社が打ち出しているお得だと言われるプラン
燃料調整費が高騰しており、自由料金では上限なしで燃料調整費として価格に転嫁出来るようになりました。
つまり、燃料費がこのまま上がると電気料金も青天井!
ポイント
燃料調整が主要因。
自由料金の上限撤廃がだいたい11月くらい。価格転嫁は12月の料金からなのでみんなが気付きはじめたのがこれくらい。
対策はあるの?
kWhあたりの料金は自由料金が安かったのに、昨今の燃料費調整費の高騰により、①規制料金で上限で止まっているプランの方が安くなるという不思議なケースが増えてきました。
次回に検討した具体的な方法を書きたいと思います。
こちら