縦型式かドラム式かで迷っている人
縦型式を選んだ場合の乾燥方法について迷っている人
どうして縦型を検討したのか
共働きだと乾燥まで一気に出来た方が楽だし、ドラム式が良いな!
と当初、乾燥機能の良さから強烈にドラム式が良いと妻に押されておりました。
しかし、以前住んでいたマンションでドラム式を利用していた経験から
- 衣類の痛みが縦型より激しい印象
- あまり汚れが落ちない
- 洗濯時間が長い
- 乾燥まで利用すると電気代が上がってしまう
と、一般的に言われているドラム式のデメリットがそのまま実感として感じられました。
私が縦型式へ戻した理由を書きたいと思います。
衣類の痛みについて
縦型式:縦型の槽に対して水を入れ、衣類を擦り合わせて汚れを取っていく。
ドラム式:衣類を回転させ、持ち上げて叩きつけて洗う。
以下に分かり易いイメージがありました。
https://osoujihonpo.com/lab/cleanup/post-13075/
各社色んな工夫はしていると思いますが、簡単にまとめると上記になります。
機構上、なんとなく想像はつくとは思いますが、
叩いて洗うドラム式。じゃぶじゃぶ水で洗う縦型式。
では痛みに差が出るが気がします。
水の使用量について
叩いて洗うドラム式。じゃぶじゃぶ水で洗う縦型式。
である以上、やはり縦型の方が水の使用量は多いです。
でもここでふと思いました。
節約が好きな人たちが多い日本でなぜこれまで縦型式が主流だったのだろう?
調べると、
ドラム式は硬水で洗う必要の多い欧米や欧州で開発されてきた機構
であることを知り、納得しました。
硬水とは非常に泡立ちにくい水です。
日本でも千葉の一部地域では硬水でシャンプーの減りが早いとか。
(一度千葉に住んでましたが私の住んでたところは実感はありませんでしたが…)
高濃度の洗剤を利用して少ない水で洗うことを想定した環境で開発が進んだのがドラム式。
軟水が多く、水資源が多い日本ではじゃぶじゃぶ洗う方が向いているのは?
という考えに至りました。(イメージに基づく推論です。)
汚れ落ちについて
縦型式:泥汚れに強い。
ドラム式:油汚れに強い。
と一般的には言われております。
私も一般論通りなのだと思いました。
叩いて洗うドラム式。じゃぶじゃぶ水で洗う縦型式。
である以上、泥は洗剤よりは水で洗った方が落ちやすく、油は高濃度の洗剤に反応させた方が汚れ落ちに強い気がしませんか?
光熱費比較検討
前提条件
洗濯機:10kg。
電気代は1kWhあたり30円程度、水道代は1リットルあたり0.2円程度。
上記条件で一回当たりの洗濯費用をまとめました。
縦型+除湿器 | 縦型(乾燥機能付) | ドラム式(乾燥機能付) | |
水道代 | 22円 | 同左 | 16円 |
電気代(乾燥無) | 2円 | 2円 | 2.7円 |
電気代(乾燥込) | 8円 | 65円 | 25円 |
合計 | 32円 | 67円 | 44円 |
仮に10年利用し、毎日乾燥まで機械で行う場合。
縦型+除湿器:116800円
縦型(乾燥機能付):244550円
ドラム式(乾燥機能付):160600円
毎日乾燥までを機械に任せる場合、結構な差が出そうです。
仮に10年利用し、晴の日は外干し。雨の日は部屋干しとした場合。
縦型+除湿器:96400円
縦型(乾燥機能付):159100円
ドラム式(乾燥機能付):95755円
外干しメインの場合は、縦型(乾燥機能付)が高く、残りの2つではあまり差が出ないようです。
だったら、ドラム式でも良くない?
と、押されそうですが、結局、本体価格がとどめを刺します。
本体価格比較
縦型式は自動投入有モデルの平均価格。
ドラム式はななめドラムなどを取り入れた中価格帯の平均価格。
縦型+除湿器 | 縦型(乾燥機能付) | ドラム式(乾燥機能付) |
13万円~ | 13万円~ | 25万円~ |
と、かなりの差がありました。
トータルのラン二ングコスト
晴れの日は外に干す場合
縦型+除湿器 | 縦型(乾燥機能付) | ドラム式(乾燥機能付) |
22.6万円 | 28.9万円 | 34.5万円 |
全て機械に任せる場合
縦型+除湿器 | 縦型(乾燥機能付) | ドラム式(乾燥機能付) |
24.7万円 | 37.4万円 | 41万円 |
当初の目的を振り返る
本体価格を交えたランニングコストで比較すると、縦型式+除湿器の組み合わせがお得。
洗濯物を投入してボタンを押すだけで乾燥までの家事をしてくれるのはすごく助かる。
しかし、電気代が気になります。
雨の日にも関係なく、洗濯が出来る環境ならストレスはないよなぁー。
という視点に切り替えました。
乾燥機能があっても、電気代が気になって実行する回数が少なくなるような気もしてました。
安全面について
正直、ドラム式は縦型式よりカッコ良いです。
ドラム式は上部にモノが置けたり、洗練されたデザインで置くだけでカッコ良いです。
しかし、
子供が小さいと子供の誤操作や中に入る可能性。
を否定出来ませんでした。
縦型式だと中に入ることは想定し辛いです。
除湿器について
別でまとめる予定です。
現在はコンプレッサー式を利用しております。
冬は使えないという声がありますが、横浜市の気温では冬でも問題なく利用出来ております。
結論
電気代がどんどん上がっていく環境では、
縦型式洗濯機+除湿器の組み合わせがコスパ最強。
という結論に至りました。